睡眠不足と糖尿病
東邦大学の熊代尚記准教授らの実験結果から、睡眠不足と糖尿病が関係している可能性があるとわかってきました。
これまで、睡眠不足と2型糖尿病(膵臓の不調で起きる1型に対し、生活習慣でかかるのが2型)の関係は、
・睡眠不足になる⇒過食や運動不足になり、肥満になる⇒インスリンの効きが悪くなったり、分泌が減ったりする⇒糖尿病となる
という順番を経るというのが通説でした。
熊代教授の今回のマウス実験は中間の「肥満になる」部分が無くても
・睡眠不足になる⇒インスリンの効きが悪くなったり、分泌が減ったりする⇒糖尿病となる
という現象が起こるのかを確かめるための実験でした。
結果、睡眠不足のマウス群は遺伝子レベルで肝臓に脂肪を蓄える指令が出ており、これがインスリンの働きを阻害して2種糖尿病を誘発する可能性がある、と結論付けられています。
つまりちょっと仮説とは異なりましたが、
・睡眠不足になる⇒脂肪肝になる⇒インスリンの効きが悪くなったり、分泌が減ったりする⇒糖尿病となる
という可能性があるという実験結果が出たと言えるでしょう。
睡眠不足は上記のように、食べ過ぎや動くのが億劫になることで肥満の遠因になるだけではなく、脂肪肝や糖尿病になるリスクをも高めてしまうことになります。できるだけ睡眠の量を確保したいですね。
ただもし、仕事他で睡眠の量が確保できない時には、寝る前の習慣などを使って、質を高めてみては如何でしょうか。
勿論、学院のハンドリフレクソロジーでセルフケアを行われるのも良いと思われます。
引用元:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29989853/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/7512910
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