ハンドリフレの歴史 history
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ハンドリフレクソロジーの歴史
①紀元前からのハンドリフレクソロジー
ハンドリフレクソロジーという言葉は、2つの言葉から成り立っています。ハンドは「手」のことです。
リフレクソロジー、これは「反射療法」のことです。
リフレクソロジーの起源は明確ではないのですが、インド・中国・エジプトなど世界中で手足に触れるリフレクソロジーの様なものは行われていたと言われています。
記録で最も古いものは紀元前2500年頃、今から4000年もの昔、古代エジプトの壁画に足や手に施術を行う様子を描いたものがあります。
②近代西洋医学の裏付け
1917年頃になって、アメリカ人医師 ウィリアム・フィッツジェラルド博士が「ゾーン・セラピー」という本を上梓します。
彼は手術中の患者の動作から、手足を何かに押し付けることによって痛みが軽減するのではないかということに気づき、研究を進め、痛みを緩和するために足の裏を刺激することが役立つという事実を発見しました。
「ゾーン・セラピー」にはこの成果がまとめられていて、この発見から彼は「近代リフレクソロジーの祖」とも言われることがあります。
その後、フィッツジェラルド医師のセミナーに参加したことをきっかけに、理学療法士ユニス・インガムは「痛みの緩和だけでなく、足裏には全身の状態が反射(Reflect)されていて、互いに影響しあっている」ことを理論としてまとめ、1938年には「ストーリーズ・ザ・フィート・キャン・テル」という、今でいうフットリフレクソロジーの本を上梓し、全米で活躍します。
そこからリフレクソロジーのテクニックは世界的に広まり、研究が進み、様々に細分化されていきます。
③現在のハンドリフレ
一般社団法人JHA 日本ハンドリフレクソロジー協会認定のハンドリフレクソロジー・テクニックは、代表理事 金森秀晃が独自に編み出した「SC4理論(社会文化功労賞受賞)」に基づく、独自の手技です。
金森が母親の闘病生活を経て、心と体、両方からのケアを出来ないものかと思い立ち、オーストラリア・ロイヤルメルボルン工科大学カイロプラクティック学科で学んで後、タイで現地の古式マッサージ習得を経て、西洋医学と東洋医学療法の良い部分を融合させることを目指したのが「SC4理論」なのですが、心を含めた体を4点のバランスで整えていきます。4点の内、いつでも、どこでも、誰もが安全、確実にできるものということで、特に手にフォーカスしたものが協会の「ハンドリフレクソロジー」となります。
ハンドに限らず、リフレクソロジーは力を込めず、触れるだけで効果が出ること、所謂マッサージとは違い、物心両面から癒すことが出来ることが特徴です。それを可能にしているのは、体の各部位と反射区が自律神経を介して、神経で繋がっている体の構造です。
人間の体は、不調・不全を起こしている時には刺激を与えることでリセットされ、正常に動作するという性質を持っています。例えばAED、自動体外式除細動器がそのような機能を持っています。実はAEDは心臓が止まった状態を改善する機械ではなく、心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器なのです。
ハンドリフレクソロジーで与えられる刺激は、AEDのように強いものではありませんが、手のひらにある末梢神経をソフトに刺激して、不調になっている体の部位の調子を整えるとされています。